4/13「HONOR」inドラマシティ

表のコンビニでおにぎり買ってからドラマシティへ。今回もびっくりするくらい良席です。10列目ほぼ正面。しかも何故か前列は空席で観易かった。
で、ネタバレ感想ですが・・・まず褒めておこう。頑張ってたよ!ダメだ・・・上手く言えない・・・。
あんまり褒めてないので隠します。



ホントに褒めてないよ。


ドラマシティでNACSさんを観る度にここってこんなに音響悪かったっけ?と感じます。台詞でも効果音でも太鼓でも。今回もマイク使用過多で、これは途中で諦めたけど色々伝わらなかったなぁ。*1セットも最後まで観ればご神木を魅せたい意図は伝わりますが、幕のせいで舞台が狭く感じる。両端の垂れ幕をずっと柄入りにしているせいでもっと狭い。照明はキレイだったし、前回違和感を感じた暗転は演出が上手い場転になっていてよかった。COMPOSERと比べたらだけど。
でも動員数抜きにしたらやっぱり小劇場向けのお芝居なんじゃないかと。


ギャグの応酬シーンもねぇ説明が多いのな。説明台詞じゃなくて『説明』が。あれじゃ笑えないわあ。NAOTOさんの音楽も綺麗なんだけど音を大きくすればいいってもんじゃないと思う。ロック調の音ならともかく弦楽器が主体だとメリハリが少ないし。
1番納得がいかないのが「感動する=泣く」って持っていこうとしてた部分かと。そりゃあ人が死ぬ、人を想って泣くってシーンは引きずられて涙が出てきますよ。でもそれって感動じゃないよね?結局村人達にとって祭とはどういう存在だったのか、どうして5人だけが祭りに拘ったのも掴めないままでした。小さな村ならもう少し村人同士の繋がりも密だろうから、そういう部分も描いて欲しかったぁ。



で、役者編。
今回、自然な演技を感じたのは音尾君かな。
『ちえ』がね、だんだんとではあるけど可愛く思えてくの。登場シーンは一気にギャグだったけど(苦笑)

ヤスケンも良かった。
冒頭のシーンでまた幽霊かよ、っと冷静に突っ込みいれちゃったけど。ずっと思ってたけど。出兵、戦場、村での生活の移り変わりがちゃんと描けていた。でもケン・タウロスさんはいらない。

もりの演技はある意味「出来ることを一生懸命」って感じで安定してるなあ。
白樺の苗に八つ当たりしてから悩んでみるシーンではちょっと可愛かったり。他の二人と違う理由で都会に出たんだもんね。

しげは・・・良くも悪くも変わらないなぁ。
おかまちゃんだろうが、師匠に反抗する姿だろうが。変わらないなぁ。(褒めてないな)

洋ちゃん。
この人はなんだろう?声が好きなんだけど・・・抑えた演技も出来るし、1番器用に思えるけど役のせいもあるんでしょうが弾けない印象。今までやってきたことを吸収して変わってもいるけど、やっぱり舞台を経験してないっていうのは大きいと思う。勿体無い。
このままTVサイズの役者さんにならないでね。


そうそう、太鼓ですけども。
演劇を観るって意味では褒められないな。ずれるとイラッとするし*2、上手には聴こえないし。上手くはないんだろうけど、ザ・コンボイの荒々しさは格好良かった。若いくせに力強さと勢いが足りないんだよねぇ。
忙しいのに練習頑張ったね、としか言えない・・・。NACSファンとしては褒めたい部分なんだけどさ。


トータルで考えるとやっぱり「ちょっとだけ面白い」お芝居だった。
いつまで『荒削り』なんだぁ!

*1:終ってから友達が詳しく分析してくれた。マイクの音が入る入らないの立ち位置があったみたい。それってよっぽど音響ヒドいって事だよね?

*2:勿論ずれてた。