1/14 『わが闇』inシアターBRAVA!

本年度の観劇初めです。
何度行っても京橋の駅から微妙に出口を間違え続けていたのが、今回初めて最短ルートでちゃんと辿りつけました!(ひでえ:苦笑)JR自体そんなに乗らないもので、いつも不安になりながら向かうのです。だって城HとBRAVA!とIMPに行く時しか・・・。方向音痴のつもりは全く無いのですけど、1度間違えて覚えたらそのままになっちゃう事ってあるでしょ?*1


さて、本編。
大阪楽日(2日しかないので前日が初日;笑)でした。


爆笑するようなお話ではないと最初からわかっていましたが、そこここに笑いのシーンも挟みつつでしたので暗いばかりのお話ではなく安心できました。ってゆーかいつもの凝った映像が出来すぎていたからか、ノイズや人物を取り囲む黒い斑点や効果がちょっと気持ち悪くて、怖くて怖くて(苦笑)ぞわわわ、とね。まあそれもひっくるめて流石の演出で御座いましたよ。

田舎へ越してくるある家族のお話で、生活感があるようなないような。居心地のいい家だったと言う割にはなんだか閉塞的で、いつも何かがゆがんだ印象を受ける2階建ての家が舞台。小説家の夫を支えるべき妻が、精神的に弱くてヒステリックになって自殺してしまう様が痛々しい。嫌な人がたくさん、なのか心に闇を持たない人はいないよ、なのか一定の緊張感の中淡々と進む。10分の休憩を挟んで3時間と15分は、やっぱりちょっと長く感じたな〜。その緊張感を和らげるのが大倉さんだったのかな?いつものうざいキャラ。上手やわ〜(笑)でも今回は松永さんと犬山さんが良かった!長女である事や妻である事、仕事をする事、感情が様々なトーンで伝わってくる。前回の『犯さん哉』とはもの凄く対照的ながら、破綻の仕方がならではな上質なお芝居でした。

ただ季節の変わり目などに入る字幕がね〜、見えない(苦笑)ある程度は台詞と前後の展開でわかるし、だいたいは推測しつつ読めなくはないんですけど。表情で伝えたそうな場面もあったし、大きな劇場は難しいね。コンサートなら兎も角、お芝居で双眼鏡はあまり使いたくないしなあ。


さてカーテンコール。KERAさんご挨拶のはずが「いのうえひでのりです(笑)」と。笑いを取った後に訂正せずに客演を紹介していましたが、いいのでしょうか?(笑)知らずに行っていた人は僅かでしょうけど。ああそれと。三宅さんがお誕生日だったとご紹介いただきました。そんでもって昨年の11月にご結婚されたのですね。Wでおめでとう御座います。

*1:言い訳ですよ。